「COVID-19対応強化プロジェクト」(技術協力)引渡式

令和4年1月19日

   
  
 
1月19日、水越英明大使は、ケヘリヤ・ランブクウェラ保健大臣に新型コロナウイルスへの対応を強化するための医療機器を供与しました。

JICAの技術協力「COVID-19対応強化プロジェクト」を通じて、総額3億ルピーで調達された機材として、人工呼吸器、ICUベッド、血液ガス分析器、リアルタイムPCR装置、自動RNA/DNA抽出装置、超低温フリーザーなどが供与されました。これらの機材は、テルデニヤ、ワラカポーラ、ワリカンダ、ピンブラ、ナワラピティヤ、ヒングラコダ、カラワネラ、アヴィサヴェラの拠点病院及びハンバントタ地区総合病院へ供与される予定です。

水越大使は冒頭挨拶において、「今年は日本とスリランカの外交関係樹立70周年という歴史的な年である。スリランカにおける日本の数多くの開発協力の中でも、1983年に日本の援助で建設されたスリ・ジャヤワルダナプラ総合病院は、保健分野における両国の友好関係の象徴として、第一線で活躍している。そして本日、スリランカの皆さんと共にこれから1年を通して両国の更なる友好関係の発展を彩る記念行事のうち、2022年初の日本のODA事業による引渡式を、新型コロナウイルス対策支援という保健分野で実施できることを大変喜ばしく思う。」と発言しました。

日本政府は、JICAの支援を通じて、PCR検査能力が向上し、患者の効果的な治療や診断が可能となることで、スリランカにおける新型コロナウイルスの蔓延を抑制しつつ、経済活動や観光の活性化に貢献できると確信しています。

日本は長年の開発パートナーとして、この危機を乗り越え、スリランカのさらなる経済発展のために、今後も連帯していきます。