テロ対策機材引渡式(無償資金協力)

令和3年2月16日

2021年2月16日、コロンボ市の大統領官邸において、杉山大使はゴタバヤ・ラージャパクサ大統領に対し、テロ監視・捜査車両の引渡を行いました。これらの車両は、2019年4月にスリランカで発生した爆破テロ事件を受けて、日本政府がスリランカ警察のテロ治安対策の取組を支援するために供与する機材の第一弾です。
 
式典には、ウィーラセケラ公安大臣、ウィクラマラトネ警察庁長官、プリヤンタ警察庁副長官をはじめとするスリランカ側関係者が参加しました。 

 


2019年9月に決定された総額10億円(約17億ルピー)相当の無償資金協力の下、本日寄贈された車両に加え、テロ対策と治安能力を強化するための様々な機材がスリランカ警察とスリランカ空港航空公団に供与されます。これら機材には、可搬型X線検査装置、ゲート式金属探知機、車両下部撮影装置、パトロール船などの機材が含まれます。
 

  

日本はスリランカの長年の友好国として、スリランカ政府と共にテロとの戦いに全力で取り組んでいます。日本は、2019年4月のイースターサンデーに起きた爆破テロ事件で被害を受けた全ての人々に対し深い哀悼の意を新たにするとともに、本支援により供与された機材がスリランカのテロ対策能力強化に貢献することを強く期待します。
 


 
スリランカにおけるテロ・治安対策のための無償資金協力に関する書簡の交換
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_007815.html