新型コロナウイルスワクチン接種体制構築に向けたコールド・チェーン整備のための緊急無償資金協力
令和3年3月30日
日本政府は、スリランカのワクチン接種体制を構築する「ラスト・ワン・マイル支援」として、UNICEF(国際連合児童基金)を通じて約300万ドル相当の保冷設備などのコールド・チェーンシステムの整備を支援することを決定しました。
今回の無償資金協力を通じて、ウォークインコールドルーム、冷蔵庫、ワクチン輸送ボックスなどのコールド・チェーン機器の調達、同機器の運用・保守、効果的なワクチン管理、温度監視システムの全国への展開を支援します。
日本政府は、国際的なワクチン調達メカニズムであるCOVAXファシリティの形成を主導し、これまで合計2億ドルの拠出を表明しています。このCOVAXファシリティを通じて、スリランカにはオックスフォード・アストラゼネカ社のコビシールドワクチン26万4,000回分が無償供与されています。
今回の緊急無償資金協力は、COVAXファシリティを補完し、公平で迅速なワクチン提供を支援することを目的としています。
引き続き、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束に向け、日本政府はワクチンを届けるための支援を行っていきます。