日本製アストラゼネカワクチン供与の第一弾として728,460本がスリランカに到着

令和3年8月2日

        

   
  7月31日、COVAXファシリティを通じて供与する日本製アストラゼネカワクチン728,460回分がスリランカに到着しました。
 
      スリランカでは、1月より開始した新型コロナウイルスワクチン接種において、アストラゼネカワクチンの2回目接種の確保を含むワクチン接種の加速が喫緊の課題となっていました。スリランカ政府からの要請を受け、日本政府は日本国内で製造したアストラゼネカワクチン計約145万回分をCOVAXファシリティを通じて供与することを決定し、この度、その第一弾が到着しました。


 
  
 

      バンダラナイケ国際空港で執り行われた引渡式には、スリランカ側からグナワルダナ外務大臣、ワンニアーラッチ保健大臣、ウィーラトゥンガ大統領上級顧問、ジャヤスマナ医薬品生産・供給・規制担当国務大臣、コロンバゲ外務次官、チャンドラシリ スリランカ空港公団総裁などの政府要人が参加し、長く待ち望まれたアストラゼネカワクチンの日本政府からの供与に対して、深い謝意が表明されました。また、ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領からの招待を受け、8月2日に大統領府で供与式が別途執り行われ、ラージャパクサ大統領より日本政府の支援に対して謝意が表明されました。
  

  
 
      今回のワクチン供与に加え、日本は、スリランカの新型コロナウイルス対策に約1,620万ドルの無償資金協力・技術協力を提供し、コールドチェーンシステムの改善などを支援しています。また、途上国において安全で効果的なワクチンを多くの人々が公平に入手できるようにするため、COVAXファシリティに10億米ドルを拠出しています。
 
      日本政府は、スリランカの古くからの友好国として、これらの支援を通じて、スリランカ政府の新型コロナウイルス対策に貢献するとともに、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の早期収束を目指していく考えです。