アンパラ県 少数民族コミュニティのための診療所建設に対する支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和4年3月22日

日本政府は、チャイルド・リハビリテーション・センター(Child Rehabilitation Centre (CRC))によるアンパラ県における少数民族コミュニティのための診療所建設計画に対し、供与額総額約960万円(89,168米ドル)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を行うこととしました。

3月21日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、日本大使公邸において、先方チャミラ・コダゴタ CRC代表(Mr. Chamila Kodagoda, Chairman)との間で本支援に係る供与契約書への署名を行いました。
東部州アンパラ県アラヤディヴェンブ郡には現在、医療施設が一つも整備されておらず、一般患者が医療―ビスを受けるためには約20km離れた他郡の病院を往訪する必要があった。本支援により同郡アリガンバイ村(タミル人コミュニティ)に診療所1棟(診察室、治療室、母子ケアルーム、医薬品保管室、待合室(男、女、一般別)、トイレ(男、女、多目的、医師用別)、VCT室(HIV/AIDS感染者専用診察室)等)を建設。さらに、医療機器及び運営用備品(診療用ベッド、X線装置、血圧計等)も提供することで、少数民族であるタミル人の保健・医療サービスへのアクセス改善が図られるとともに、同地域の保健医療分野の強化に寄与することが期待されます。