スリランカ北部州における人道的地雷除去活動に対する約70万ドルの支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)

令和4年7月1日

日本政府は、デルボン社会調和支援(Delvon Assistance for Social Harmony:DASH)によるスリランカ北部州における地雷除去活動に対し、供与額総額約70万ドル(約244百万ルピー)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を行うこととしました。

6月28日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、スリランカ北部州キリノッチ県ムハマライの地雷除去活動サイトにおいて、先方アナンダ・チャンドラシリDASHプログラムマネージャー(Mr. Ananda Chandrasiri, Programme Manager)との間で本支援に係る供与契約書への署名を行いました。
 

DASHは2010年以来これまで15km2以上の地雷で汚染された土地を安全化し,このうち草の根無償による支援により,およそ6.5km2の安全化を達成しています。

本支援により、キリノッチ県及びムライティブ県において、地雷で汚染された地域を安全化し、2,000名以上の帰還民の生計向上に直接的及び間接的に寄与することが期待されます。スリランカ政府は、今後数年以内での”地雷の影響のないスリランカ(a mine impact free Sri Lanka)”の実現を目指しており、我が国としては本支援が目標達成の一助となることを期待します。
 

また、本2022年は日本とスリランカの外交関係樹立70周年の歴史的な年を迎え、我が国が開始以来支援し続けているスリランカでの地雷除去活動への支援が、”スリランカと日本の友好”の象徴の1つとなっていることを確信しています。
 

(参考)我が国は、2002年からスリランカでの地雷除去活動に対する支援を行ってきており、現在スリランカで活動している4つの地雷除去団体全てに対し支援を行っています。