ADB と日本政府がスリランカの食料安全保障と生計回復を支援
令和4年9月9日

9日、水越大使は、チェン・アジア開発銀行(ADB)スリランカ事務所長及びシリワルダナ財務次官との間で行われた2億米ドルの緊急支援融資及びADB「豊かで強靱なアジア太平洋のための日本基金」(JFPR)による300万米ドルのグラントに係る署名式に出席しました。本支援により、女性と子供を含む貧困かつ脆弱なコミュニティの食料及び生計を支援する計画です。

2億米ドルの緊急支援では、少なくとも3か月間、現在、社会保護を受けている脆弱なコミュニティへの現金給付額を増額するとともに、妊婦と授乳中の女性に食料バウチャーを配布し、2歳以下の幼児の栄養強化を図ります。また、経済危機の影響を特に受けた農家への技術支援等により農業生産性の向上を目指します。


JFPRを通じた支援では、食料、衛生キット、医薬品等の必需品を供与するとともに、暴力被害を受けた女性及びその子供のためのシェルター強化を行います。さらに、女性の農業従事者を含む農家に技術支援を行うことで、生計向上を図ります。