ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領と水越大使がケラニ河新橋建設事業の完成式に出席

令和3年11月24日
 
 
 
 11月24日、水越英明大使は、「ケラニ河新橋建設事業」の完成式に出席しました。ゴタバヤ・ラージャパクサ大統領の他マヒンダ・ラージャパクサ首相、ジョンストン・フェルナンドハイウェー大臣をはじめとするスリランカ側関係者が参加しました。
 
日本政府は、約350億円(約620億ルピー)の有償資金協力を通じてケラニ河を渡る新橋及び高架アクセス道路の建設に2017年に着手し、4年の歳月を経て新橋が完成しました。これにより、コロンボ市内において円滑な交通のボトルネックになっているここケラニ河において慢性的な交通渋滞が改善されることになります。

 

 本事業で建設した橋は大きく2つの部分に分かれます。一つはポートアクセス高架道路につながる部分で、クレーンでの橋桁の吊り上げ作業が容易になるよう、比較的軽い鋼橋で架設しました。もう一つケラニ河に新たに架けられた橋は、エクストラドーズド橋というスリランカとしては初の形式の橋梁です。
 
水越大使は、「日本政府は、このプロジェクトを通じて日本の最新の橋梁技術を移転することができたことを喜ばしく思います。また、この新しい橋が人の移動や物流の効率化に大きく貢献し、スリランカの経済活動をさらに活性化させるものと信じています。この新しい象徴的な橋は、日本とスリランカの友好のシンボルであると同時に、来年の外交関係樹立70周年を迎える両国にとって、コロンボの玄関口の新たなランドマークになると信じています。」と述べました。