スリランカ北部州における人道的地雷除去活動に対する約65万ドルの支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和4年10月19日

日本政府は、ヘイロー・トラスト(The HALO Trust)によるスリランカ北部州における地雷除去活動に対し、供与額総額約65万ドル(約230百万ルピー)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を行うこととしました。

10月19日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、大使公邸において、先方スティーブン ホール プログラムマネージャー(Mr. Stephen Hall, Programme Manager)との間で本支援に係る供与契約書への署名を行いました。

ヘイロー・トラストは2002年以来これまで約30km2の地雷汚染地域を安全化し,このうち草の根無償による支援により,約7km2の安全化を達成しています。本支援により、ジャフナ県、キリノッチ県及びムライティブ県において、約11,000名の帰還民の再定住及び生計向上に直接又は間接的に寄与することが期待されます

日本政府は、当地で地雷活動除去が開始された直後の2002年から、草の根無償により計4,270万ドル以上の支援を実施しており、現在スリランカで活動している4つの地雷除去団体全てに対しても支援を実施しています。

本年は日本とスリランカの外交関係樹立70周年という歴史的な年を迎えるなか、我が国が開始当初から継続している地雷除去活動への支援が、スリランカ政府が目指す”地雷の影響のないスリランカ(a mine impact free Sri Lanka)”の実現の一助となるとともに、両国の友好関係の象徴となることを期待しています。