経済危機下の持続的な医療体制確立に向けた近代医療機器の供与
令和4年10月27日

10月27日、水越大使はランブクウェラ保健大臣立会いのもと、コロンボにあるスリランカ国立病院及びラガマ教育病院に対して、経済危機下における持続的な医療体制の確立及び新型コロナウイルスの感染症対策強化のために、8億円相当の医療機材を引き渡しました。

今回の支援を通じて、MRI、CTスキャナー、アンギオグラフィー(血管造影装置)、セントラル・モニター、ベッドサイド・モニターなど、日本の最新医療機器を提供しました。これらの機器は、スリランカの最大の死因として深刻な課題となっている非感染性疾患などの慢性疾患者の検査や治療にも活用される予定です。また、CTスキャナーは、スリランカ国立病院では初めて導入され、1日平均約1,500人の外来患者を診療する新設の外来診療部に設置されます。

これらの新たな機器の活用を通じて、新型コロナウイルスの感染拡大や前例のない経済危機下において未曾有の困難に直面しているスリランカの人々に対して、高度で持続的な医療サービスが提供されることを期待しています。