令和4年度外務大臣表彰(馬場繁子氏:NGOスランガニボランタリーサービス)及び 障害児のための特別支援センターの設備の引渡し
令和4年11月4日

11月4日(金)、水越大使より、ブッタラ郡のリトルツリー特別支援センターにおいて、馬場繁子氏(NGO スランガニボランタリーサービス代表)に対し、「令和4年度外務大臣表彰」の伝達式が行われました。また、水越大使は、草の根・人間の安全保障無償資金により改善された同センターの引渡しを行いました。

「外務大臣表彰」は、我が国と諸外国との友好親善関係の増進や、経済・技術協力の国際協力の推進等に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体に対し、その功績を称えて外務大臣より表彰するものです。

今回受賞された馬場繁子氏は、1987年からスリランカで青年海外協力隊・幼児教育隊員として3年半活動後、1992年にスリランカのこども達の学習環境整備支援を目的に、NGO(スランガニ)を設立し、幼児教育、障害児教育、貧困家庭の子供達への学習環境の提供、幼稚園教諭への研修等30年以上に渡り、スリランカの幼児・児童教育に多大な貢献をされたこと、また、2011年には障害児のための教育施設「リトルツリー特別支援センター」を貧困世帯の多く存在する地方に建設・運営し、通所する児童の親を含めた療育や生活支援などの社会貢献に尽力されたことが評価されました。

日本・スリランカ外交関係樹立70周年の記念すべき年に、馬場繁子氏が外務大臣表彰を受賞されたことを心からお祝い申し上げますとともに、日本・スリランカ両国の相互理解・友好関係が増々発展することを期待しております。