妊産婦のための必須栄養物資の供与(緊急無償資金協力)

令和4年12月19日

12月19日、スリランカの経済危機による食料・栄養物資の不足に対処するために、日本政府がスリランカ赤十字社を通じて調達した総額100万ドル相当の必須食料品及び栄養物資の一部を、水越大使からコロンボ県コロンナワ地域の妊産婦へ引渡しました。式典には、保健省のアルウィス次官補とスリランカ赤十字社のアベイシンハ総裁が出席しました。
 
今回の引渡式において、約90パックの米(キーリ・サンバ)、ダール、乾燥スプラッツ、大豆肉、グリーングラム、ココナッツオイル、ヤハポーシャ、ヒヨコマメなどの必要食糧・栄養パックが供与されました。
 
スリランカは史上最悪の人道的危機に直面しています。約700万人の人々が未曾有の困難に直面しており、食料不足と食料価格の高騰が続く中、必要な食料品を購入することができない状況です。
 
今回の赤十字社を通じた支援を通じて、全国で7.6万人を対象に、妊産婦及び低所得世帯への栄養食品、女子生徒への生理用品、全国の赤十字社への応急処置キットの供与を実施しています。