ワクチンコールドチェーン機材及び必須栄養物資の供与(緊急無償資金協力)
令和5年1月24日

1月24日、スリランカの経済危機により脅かさている妊産婦及び子どもたちの健康維持を支援するために、UNICEF経由で総額350万ドルの緊急人道支援により調達したウォークイン・コールドルーム及び栄養物資を、水越大使からランブクウェラ保健大臣に引渡しました。

日本政府は「ラスト・ワン・マイル支援」の一環として、全ての人々が公平に予防接種サービスを受けることができるよう、コールドチェーン機材を供与しています。今回引渡した13台の大型冷蔵庫(ウォーク・イン・コールドルーム)は、新型コロナウイルスを含む母子保健ワクチンの保管・輸送能力を強化することを目的としています。

また、スリランカでは経済危機に伴う食料品を中心とした物価の急激な高騰により、多くの人々が栄養のある食事へアクセスすることが困難となっています。本支援が、栄養物資とカウンセリング・ケアの提供を通じて、子どもたちの急性栄養失調の増加防止に貢献することを期待しています。