トリンコマリー港の夜間航行システム引渡し式に水越大使が出席

令和5年2月17日
   

2023年2月17日、水越大使は、東部トリンコマリー開発プログラムの下で日本政府が支援するトリンコマリー港の夜間航行システムの引き渡し式に、ニマル・シリパーラ・デ・シルバ港湾、海運及び航空大臣やスリランカ港湾局の職員と共に参加しました。


日本政府は、経済社会開発プロジェクトのトリンコマリー港開発計画の下、東部のトリンコマリー港の夜間航行システムを26億3千万ルピーで支援しました。2016年に開催された日本・スリランカ首脳会談で、スリランカの港湾整備がインド洋における重要なハブとして認識されたことを受け、2017年4月に締結されたものです。このプロジェクトは、トリンコマリー港の夜間航行と24時間運用の安全性を高め、円滑な港湾運営を実現することを主目的としています。それまでのトリンコマリー港は、内戦で灯台などが破壊され、夜間の航行ができない状態でした。このプログラムでは、日本企業が製造した係留ブイ、航路標識、自動識別装置(AIS)などの港湾設備が引き渡されました。


日本政府は、このプロジェクトの重要な成果が地域的な連結性を高め、紛争被災地の復興がスリランカの社会経済全体の発展を向上させ、地理的優位性を生かした南アジア地域の経済、貿易、物流のハブになることを期待しています。