北部州における地雷除去活動に対する支援の拡大 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)

令和6年1月24日

1月23日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、大使公邸において、デルボン社会調和支援(DASH)の代表(アナンダ・チャンドラシリ氏)との間で、本支援に係る供与契約書への署名を行いました。

日本政府は、DASHよる北部州における地雷除去活動に対し、供与額総額約36万米ドル(約116百万ルピー)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を行うこととしました。
 

水越大使は、本件の署名式典にて、スリランカの内戦後の復興と和解における日本の堅固な貢献に言及するとともに、スリランカ政府が2027年までに目指す“地雷の影響のない国(a mine impact free Sri Lanka)”の実現に向けて、今後も必要な支援を継続する意向を表明しました。
 

また、DASHの代表のチャンドラシリ氏は、日本政府の継続的な支援に心より感謝すると共に、これらの支援は、特に内戦で影響を受けた若者に対する、平和と信頼の回復に貢献している旨を述べました。
 

日本政府は、当地で地雷活動除去が開始された直後の2002年に、草の根無償により支援を開始して以来、現在活動中の4つの地雷団体全てに継続的に支援するなど、当地の地雷除去分野におけるリーディング・ドナーとして認識されており、これまでの支援実績は4,500万ドル以上に及びます。

本支援により、北部州において、約6,000人の国内避難民の再定住及び生計向上に寄与することが期待されます。