小児がん緩和ケアセンターに対する支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和6年3月13日

3月13日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、当地NGOのIndira Cancer Trustの代表(Dr. Lanka Jayasuriya Dissanayake)との間で、同NGOが運営する小児がん緩和ケアセンター「SUWA ARANA」に対する支援に係る贈与契約書(供与限度額:51,675米ドル)への署名を行いました。

日本政府は、1989年以降、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、スリランカにおいて320のプロジェクト(総額5,840万米ドル)を支援して参りました。

水越大使は、本支援は我が国の開発協力の基本方針にある人間の安全保障の考え方(人々が恐怖や欠乏から免れ尊厳を持って生きることができるよう、個人の保護と能力強化を通じて、国・社会づくりを進めるという考え方。)に正に合致するものであり、今後もスリランカの長期的な安定と繁栄のために、同様の支援を継続する意向を表明しました。

Indira Cancer Trustの代表は、緩和ケアの中核をなす精神心理的サポートの改善に資する本支援への謝意を表明するとともに、緩和ケアを受ける子どもたちが、困難な時期の中でも前向きになれる環境を実現し、彼らの幸福を増進する上で、本支援が果たす重要な役割について言及しました。