円借款事業のディスバース正式再開にかかる共同記者発表

7月23日、債権国会合（OCC）メンバーとスリランカとの間で債務再編に関するMOUの署名が完了し、また、日本とスリランカとの間の二国間合意の迅速な締結に向けたスリランカ政府の意思が文書にて確認されたことを踏まえ、我が国はスリランカにおいて実施中の円借款案件に係るディスバースを再開することとしました。
 
これを受け、7月24日、スリランカ財務省において、スリランカ財務省、日本大使館及びJICAスリランカ事務所は共同記者発表を開催しました。
 
水越大使は、スリランカとOCC間の債務再編に関するMOU締結を祝福するとともに、OCCの共同議長国として公的債務再編を主導した日本政府の取組と貢献を強調しました。また、水越大使はスリランカの持続可能な発展に不可欠な経済・社会改革を実施するためのスリランカ当局の継続的な努力を称賛し、引き続きスリランカを支援していく旨述べました。

井出JICA次長からディスバース再開にかかる田中JICA理事長発ウィクラマシンハ大統領宛の書簡がシリワルダナ財務次官に手交されました。
 
今回のディスバース再開により、日本とスリランカの関係がさらに強化されるとともに、スリランカが本格的に再興していくことが期待されます。