スリランカ北部州における地雷除去活動に対する約100万ドルの支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和6年8月22日

日本政府は、スカヴィタ人道支援及び救済事業(Skavita Humanitarian Assistance and Relief Project : SHARP)及びデルボン社会調和支援(Delvon Assistance for Social Harmony : DASH)よる、北部州における地雷除去活動(2案件)に対し、供与総額約100万米ドル(約3億スリランカ・ルピー)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を決定しました。

8月22日、水越英明駐スリランカ日本国特命全権大使は、大使公邸において、SHARPの当地代表(Major Gen. (retd) Mr. Sumathi Ranjan Balasuriya)と、DASHの当地代表(Mr. Ananda Chandrasiri)との間で、本支援に係る供与契約書への署名を行いました。
本支援により、北部州において、国内避難民の再定住や生計向上が促進され、約6300人が直接又は間接的に裨益することが期待されます。

紛争影響地域の開発のための地雷除去活動に対する支援は、我が国の対スリランカ国別開発協力方針における重点分野です。日本政府は、当地で地雷活動除去が開始された直後の2002年から、草の根無償により計4,600万ドル以上の支援を実施しています。

水越大使は、本件の署名式典において、2027年までにスリランカ政府が目指す“地雷の影響のない国(a mine impact free Sri Lanka)の実現に向けて、今後も必要な支援を継続する意向を表明しました。