日本政府による北部州の医療及び教育施設の改善に係る支援(草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和7年2月11日

2月11日、磯俣秋男駐スリランカ日本国特命全権大使は、北部州への出張の機会を捉え、ヴェダナーヤハン北部州知事の立ち会いの下、人道開発協会(当地NGO)及びナフィールド聴覚・視覚障害児特別支援学校との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力に係る贈与契約(2件)を締結しました。

日本政府は、対スリランカ国別開発協力方針の重点分野の1つとして、紛争影響地域における脆弱性の軽減を掲げており、今回、北部州における医療及び教育施設の改善のため、合計約17万米ドルを拠出します。

本無償資金協力を通じて、深刻な過密状態と衛生上の課題に直面している公立パライ病院に入院病棟を建設するとともに、老朽化が顕著であるナフィールド聴覚・視覚障害児特別支援学校の施設(配電設備、トイレ及び寄宿舎等)の改修が行われます。

磯俣大使は、本贈与契約への署名に際し、北部州を含む脆弱なコミュニティに対する支援を継続するとともに、スリランカの持続可能な開発に貢献していく旨を述べました。