モナラーガラ県コティヤガラ村に整備した公共道路の引渡(草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和7年3月25日

3月25日、磯俣秋男駐スリランカ日本国特命全権大使は、ウバ州への公式訪問の機会を捉え、モナラーガラ県コティヤガラ村に整備した公共道路(全長2.5km)の引渡式に出席しました。

この道路は、地域住民の交通アクセス改善を目的とした、草の根・人間の安全保障無償資金協力(GGP)により整備されたものです。

モナラーガラ県は、依然としてインフラや経済活動が限られているなど、スリランカで最も開発の遅れている地域のひとつです。コティヤガラ村の住民は、長年にわたり、近隣の村にある必要なサービスを利用するために、未舗装の公共道路に頼らざるを得ませんでした。特に雨期には道路状況の悪化に伴い、登下校や医療機関の受診の他、経済活動にも支障をきたしていました。 今回、整備された公共道路によって、より安全で効率的な交通アクセスが確保され、地域住民の生活が改善されます。

式典で磯俣大使は、スリランカの人々のニーズに応えるために、日本がスリランカの人々と緊密に協力していくという揺るぎない決意を改めて表明し、スリランカの持続可能な発展の基盤は、一人一人の積極的な関与であると強調しました。