サジーブ・アリヤシンハ教授に対する在外公館長表彰の授与

令和7年9月1日

8月27日、磯俣秋男大使は、サジーブ・アリヤシンハ ペラデニア大学歯学部教授に対し在外公館長表彰の授与を行いました。この表彰は、アリヤシンハ教授が日本・スリランカ間の相互理解及び友好親善に寄与し、その功績が顕著なものであることを称えるものです。表彰式は、同大学で開催された“国際ウィーク”の場で、ランジット・パレガマ副学長代理、教授陣や学生が見守る中で執り行われました。
 
サジーブ・アリヤシンハ=ペラデニア大学教授は、1999年~2004年まで文科省国費留学生として新潟大学歯学部博士課程(口腔生理学)に留学し、2004年に博士号を取得しました。留学から帰国後、同大学と新潟大学との姉妹連携プログラム(大学間交流)を立ち上げ、コーディネーターとして、まさに中核となって大学間交流を牽引してきました。同教授のリーダーシップによって、同プログラムは発展し、学生交流や共同研究を通じて二国間の相互理解の深化に貢献しました。


また、歯学部が日本政府の支援を受け発展してきた経緯を踏まえ、歯学部内の臨床研修開始式で、これまでJICAがスリランカの歯科教育において果たてきた歴史的貢献を概況する特別講演を行い、学生間における日本支援の認知拡大にも貢献してきました。
 
さらに、アリヤシンハ教授は、スリランカ日本留学生同窓会の国際担当副会長としてスリランカにおける日本留学生のネットワーキングを促進しています。
 
同教授は、この栄誉に感謝の意を表し、日本とスリランカの人と人との交流をさらに推進する決意を改めて表明しました。