スリランカ北部州における地雷除去活動に対する約48万ドルの支援(草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和7年10月30日

日本政府は、スカヴィタ人道支援及び救済事業(Skavita Humanitarian Assistance and Relief Project :SHARP)による、北部州における地雷除去活動に対し、供与総額約48万米ドル(約1.4億スリランカ・ルピー)の草の根・人間の安全保障無償資金協力(「草の根無償」)による支援を決定しました。
10月30日、磯俣秋男駐スリランカ日本国特命全権大使は、在スリランカ日本国大使館において、SHARPの当地代表(Mr. Sarath Jayawardhana)との間で、本支援に係る供与契約書への署名を行いました。

本支援により、北部州において、国内避難民の再定住や生計向上が促進され、2,100人以上が直接又は間接的に裨益することが期待されます。
紛争影響地域の開発のための地雷除去活動に対する支援は、我が国の対スリランカ国別開発協力方針における重点分野です。日本政府は、当地で地雷活動除去が開始された直後の2002年から、草の根無償により4,800万ドル以上の支援を実施しています。
磯俣大使は、本件の署名式典において、2027年までにスリランカ政府が目指す“地雷の影響のない国(a mine impact free Sri Lanka)の実現に向けて、今後も必要な支援を継続する意向を表明しました。